【8月30日から防災週間】水道屋が伝えたい「災害時の水」の備え|断水する前にできること

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8月もいよいよ終盤。

最近の相模原は、秋雨前線や北東からの涼しい風の影響で、厳しい暑さがいったん落ち着いています。

一方、北陸では大雨への警戒が続くなど、この時期はまだまだ大雨や台風などの災害に注意が必要です。

そして、8月30日から9月5日までは「防災週間」。

9月1日の「防災の日」を前に、今回は水道屋の目線から、ぜひ一度考えていただきたい「災害と水」についてお話しします。

・災害時、「水が出ない」と何に困る?

地震や台風、大雨などの災害が発生すると、水道管や水道施設などが被害を受け、断水する可能性があります。

「水の備え」と聞くと、まず思い浮かぶのは飲み水ではないでしょうか。

もちろん飲料水はとても大切です。

でも実際の生活では、水は飲むためだけに使っているわけではありません。

・トイレ
・手洗い
・歯磨き
・洗顔
・調理
・食器洗い
・掃除

など、私たちは毎日の生活のさまざまな場面で水を使っています。

普段は蛇口をひねれば当たり前のように出てくる水。

だからこそ、「水が出ない生活」を一度想像してみることも大切な防災対策です。

 ・防災週間に確認したい「水の備え」

せっかくの防災週間。

非常食や懐中電灯だけでなく、ご家庭の「水」についてもチェックしてみませんか?

① 飲料水の備蓄を確認する

まず確認したいのが飲料水です。

家族の人数に対して十分な量があるか、賞味期限が切れていないか確認しておきましょう。

備蓄品を定期的に消費し、その分を買い足していく「ローリングストック」なら、無理なく備えを続けやすくなります。

② 携帯トイレ・簡易トイレを準備する

意外と忘れがちなのが「トイレ」。

断水時には、いつものようにトイレを流せない場合があります。

「お風呂に水をためておけば大丈夫」と考える方もいるかもしれませんが、災害によって排水管などが損傷している場合、むやみに水を流すことで別のトラブルにつながる可能性もあります。

携帯トイレや簡易トイレを準備しておくと安心です。

③ 給水を受けるための容器もチェック

災害時に給水所が設けられても、

「水を持ち帰る容器がない!」

ということも考えられます。

給水袋やウォータータンクなど、水を運べるものを防災用品と一緒に準備しておきましょう。

実際に水を入れるとかなり重くなるため、持ち運べる大きさかどうかもポイントです。

④ 自宅の止水栓の場所を知っていますか?

これも水道屋としてぜひ確認していただきたいポイントです。

地震などで宅内の水道管が破損すると、水が漏れ続けてしまうことがあります。

そんなとき、水を止めるために使うのが止水栓です。

ところが、いざというときに

「どこにあるのかわからない」

「どうやって閉めるのかわからない」

となってしまうケースも。

災害が起きてから探すのではなく、何も起きていない今のうちに場所を確認しておくことをおすすめします。

「水が出る」は当たり前ではありません

私たち水道屋にとって、水道は毎日の仕事そのものです。

道路の下を通る水道管から、ご家庭の蛇口まで。

普段はあまり意識されることのない設備ですが、ひとたび使えなくなると、生活への影響はとても大きなものになります。

そして災害時には、水道事業者だけでなく、地域の水道工事店なども水道インフラの復旧に関わることがあります。

蛇口から当たり前に水が出る日常。

その「当たり前」を守ることも、私たち水道屋の大切な仕事です。

・8月30日からの防災週間。「水」も点検してみませんか?

防災というと、

非常食を買う。
防災バッグを作る。
避難場所を確認する。

といったことに目が向きがちです。

そこに今年はぜひ、「水の備え」も加えてみてください。

✔ 飲み水はある?
✔ 携帯トイレはある?
✔ 水を運ぶ容器はある?
✔ 止水栓の場所はわかる?

全部を一度に完璧に準備する必要はありません。

防災週間をきっかけに、家族でひとつずつ確認してみる。

それだけでも、いざというときの備えにつながります。

私たち水道屋も、地域の皆さまが安心して水を使える毎日を支えていきます。