水道管が他人の敷地を通っています・・・(ご相談)

給水管が人の家の敷地を通っているー
こんなご相談をいただくことがあります。
「親の代で、話して決めたらしい。でも、自分の代になったら、その管が水漏れを起こしたり、工事するのに面倒なことになっている。」
「リフォームしようとしたら、初めて知った」

など、ご相談いただくシーンは様々です。このような場合、いくつかのメリットとデメリットがあります。

メリット:
1. 便利なアクセス: 給水管が敷地内に通っていると、水源へのアクセスが簡単になります。給水のために水道会社との間で追加の合意や手続きをする必要がなくなり、水を使う際に便利な面があります。

2. コスト節約: 給水管が敷地内にある場合、メンテナンスや修理のための料金が大幅に削減されます。給水管が敷地外を通る場合、問題が発生した場合、修理や交換のために大掛かりな工事が必要となりますが、敷地内を通っている場合は、迅速に修理が行われる傾向にあります。


デメリット:
1. 責任と管理: 給水管が敷地内にある場合、管理とメンテナンスは家の所有者の責任となります。問題が発生した場合、修理や交換にかかる費用も所有者が負担しなければなりません。とはいえ、他所様の敷地内を通っているとなると、そのお客様とも工事の調整をする必要があり、難航する可能性があります。また、配管状況によっては工事が複雑化することも考えられます。

2. 敷地使用の制限: 給水管の位置によっては、敷地内の一部の使用に制限が生じることがあります。例えば、給水管が敷地内の庭や建物の建設予定地を通過している場合、使用や改造に制限が生じる可能性があります。



以上が、給水管が敷地を通っている場合に想定されるメリットとデメリットです。所有者は利便性とコスト節約を享受できる一方で、責任と制限を受け入れる必要があります。
それゆえに新たに引き直したいという、ご相談が出てくる現状があります。家を立てる場合、中古住宅を買う場合など、どう水道管が引かれているか、注意してみるのも良いかもしれませんね。