様々な自然災害でも、私たちの仕事に関係しやすいと言えば、「雨」の処理です。
一般の個人のお宅は、浸透桝と言って地面に400Φ程度の穴の開いた桝を設置し、そこへ雨どいを接続して雨水を地面に浸透させる施設を作っています。土地柄、水が吸い込みにくい場合などは、連結してより効率的に雨水の浸透を促します。
規模の大きな建物になると、個別の浸透桝だけでは処理しきれないので、もっと大規模なモノを構築します。深さも一般住宅の3倍以上になることも有ります。
さらに規模が大きくなると、雨水を建物下のピットへ一時ため込んで、時間差を使って排出する構造のモノも有ります。これが雨水ピットです。地下ですので、湧水する地域などで設置されることも良くあります。この場合は、主に雨水の処理よりも湧水の処置がメインになります。
雨水等で、配管が接続されていると、当然ほこりや、落ち葉、ごみなども溜まってきてしまいますが、地下のピットということもあって、普段人目に付くこともありませんので、設備の差も有りますが、汚水管ほどの頻度の清掃は要らないにしても、定期的な点検と清掃をお勧めしてます。